小1ダンスィ~の苦悶

小学校1年生の我が家の長男くん。


学校から帰宅後は、宿題を済ませたら遊んでいいお約束になっています。


このところ、宿題イヤイヤムードいっぱいの彼。


毎日ふてくされて、なかなか宿題がはかどりません。


そうすると、お友達と遊ぶ時間がなくなり、


ますます負のスパイラル状態に突入。


ヒステリックになったり、ふてくされて寝ちゃったり。


よくない時間の過ごし方をする時期が続いていました。


座右の銘が『気分転換』の私としては、


やりたくないけどやらないといけない事っていうのは世の中に沢山ある訳で、


ならばそのやりたくない時間にいかに向き合うか?


気分をいかに切り替えて、嫌な時間を短く、


楽しい時間をいかに多く得ていくかって事は、


長~い人生において、


勉強云々よりも伝えていきたい大事な大事なスキルであると思います。


なので、子どもがすねようとふてくされようと、


根気強く、そのスキルを得るための学習の機会だと思い、


宿題をすませないと自由な時間にはならないというルールを崩さずに、


かけ励まし一緒に机に向かい、


時に怒ったりもしてきました。


しかし、この所のすねっぷりといったら、机をけったり、泣いてみたり。


何だか小学校1年生に無理強いをさせているような気になり、


罪悪感だったり、信念が揺らいでしまいます。


そんな中、ちょうど私とは違った子育て意見のお母さんの話を聞く機会もあり、


子供が必要だと思っていないうちはその子がとる必要のない責任で、


基本的には見守るという方針もの。


それよりももっと、その子の特化した所を大いにのばすべきだと。


(本当はもっと深い意味合いもあるのですが表現しきれずすみません)


それも一理ありますよね。


野球の長嶋さんだって野球以外はかなりユニークな方だと聞きますし。


オリンピックに出て活躍している若者も、お勉強なんてやれてないとか言いますし。


特化した部分や、興味のあることを多いに追及させてあげてこそ、


才能も開花し大成しているのかも。


そういう考えからすれば、


私のやっていることは、


今の彼が負うには過度のもの→親のエゴだったり、


個性をかき消しちゃうような育て方なのかなって、


もやもやもやもや・・・していました。


そんな中、また宿題をしながらため息をつく息子。


すると、今回はちょっとすねてはいますが、落ち着いた様子でこう聞いてきました。




息子「ねえ、何で勉強ってしなくちゃいけないの?」




母「うーん、例えば、Q(息子)は本を読むのが好きでしょう?


今は本を自分で読むことができるけど、


それはQが字を読む勉強をしたからなんだよ。


でも、字の勉強をしていたときは、


本を読むために必要だから勉強しようと思ったわけじゃないでしょ。


よくわからないけど、勉強した結果、面白い本が読めて今はよかったと思うよね。


それとも、本なんかよめなくてもよかった?」



息子「いやだ、読みたい。」



母「そうだよね、話す言葉だって、必要だと思わなくても勉強したから、


こうやって沢山お話しできたり、思うことを伝えられたりするんだよね。


それと同じで、今、Qがやってる宿題も、


将来何かの役にたつかもしれないんだよ。


大きくなって宇宙飛行士やパイロットになりたいと思っても、


算数や英語ができないとなれないんだよ。


今は必要か分からなくても、


少しでもたくさんのお勉強をしておくってことは、


将来なりたい自分になるための準備なんだよ。」



息子「ふーん、そうなんだ。


じゃあ、僕は勉強するほうがいいや。」


そういって、すっと宿題を始めました。


このところ、胸の中にあったもやもやは、


この会話をするための準備期間だったのかもしれません。


家の子にはこのルールの中で学んでくれることがあり、


これからも一緒に苦悶しながらスキルアップしてもらいたいと思えた瞬間でした。


親のエゴなのか、子どもの意志を尊重するのか。


子育ての永遠の葛藤ですね。


それぞれの家庭でルールや考え方が違って当たり前なんだけど、


それが違うと自分を否定された気がしたり気分が沈んだりすることもある。


人のやり方を丸パクリするのは無理があるし、


家は家だからって拒絶するだけじゃなく、


いろんな家庭のいろんな考えをきいて、


いい所はパクって、


時々自分のあり方を振り返っていきたいなと思う今日この頃であります。


子ども、めきめき進化中。


お母ちゃんだって、進化中。



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