高齢者の性を考える、映画「百合祭」鑑賞しました。
ピンク映画界初の女性映画監督、浜野佐知監督の作品、
「百合祭」を購入&鑑賞いたしました。
母と一緒に。
高齢者の性を描いた作品で、
70代からの女性達が、男性との出会いをきっかけに、性のエネルギーを燃焼し、
若返ったり、解放的になっていくんです。
ユーモアたっぷりに、でも真剣に性について考えさせられます。
やっぱり、性を解放すると明るくなるんです。
あぁ、本当に、いくつになっても女であることを大事にして、
明るい生涯を送りたいなと思う作品でした。
一緒に見ていた母69歳。
ちょうどこの出演者たちと同じ年齢に差し掛かります。
初めは調子よく甘い言葉を吐いてばかりの男性に、嫌悪感を感じる発言をしてた母。
父を亡くしてちょうど5年。
父への思いが強い母ですから、父なき今、女性である自分を頑なに閉じています。
それは、ご近所付き合いなどでも過敏になるほど警戒していて。
もっとおおらかに笑っていればいいのになと思ってみています。
あ、それは、新しいパートナーを作れとかそういう事ではなく、
父への思いと、自分が女性であることを別に生かせたら、
もっと彩のあるこれからになると思うのです。
女性である自分を楽しむ事は、人生の幅を広げることだと思うなぁ。
映画の中で最後に、
「男とか女とかにこだわりすぎてたのかもしれない・・・」
というセリフがありますが、
まさに、女性のエネルギーを活かしていけば、
男も女も関係なく、自由に自分の人生を謳歌できる世界が待っているなと思います。
母にそんなメッセージが伝わっていたらいいな~。
映画を見終わった母は、
「いくつになっても若くありたいわよね・・・」と、
少し高齢者の性について柔らかい発言をしていました(笑)
個人的に印象に残っているセリフとしては、
「この年になると男が少なくなるんだもの、早く死んじゃってさ。」
「生きていたって私たちにセックスアピールしてくれるような男じゃないとねぇ。」
はい、セックスアピールをうけるような女でありつづけ、
一生懸命アピールしてくれる男をかわいいと思える女でありたいなぁ。
百合祭に行き着いたのは、浜野監督のインタビュー記事を読んだことでした。
http://www.tabroid.jp/news/2014/12/matsumoto5.html
浜野監督の「女に性を取り戻す」という考えは、
私の所属する日本性愛セラピスト協会と共通する理念です。
大いに賛同、共感しました。
監督とみっちさんの対談、聞きたいよねぇ。
ふふふ、既に動いているから、ちょっと待ってね。
実現してみせるぜぃ!!!
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